syakasyakapotetoのブログ

中国古代の儒教家から、帝王学、社長、民衆、政治の心理学を学ぶ。

韓非子(著者 金谷治)これは読むほど、凄い 

今回は韓非子(著者金谷治)一巻 


4項 愛臣 (諸国が大きくなるにつれ、重臣が豊になりすぎると、天使や君主が危険になるといい、曽野対策として私家の勢力の備えの方法について)
5項 主道 (君主の守るべき道について)
6項 有度 (国家の政治について法度を厳重にたてよと言うのが趣旨である)
7項 二柄 (君主は刑罰と恩賞を離してはいかない、何故なら臣家を統御するための最強の武器だからについて)


ここを読んでいて思うのは


面白い名言があって


君主は静寂の中に身をおき、決して知能が優れていても優れているとみせてはいけない、行動力が優れていてもみせてはいけない、とにかく臣家に君主の器をはからせてはいけないという様な名言があります。


何故なら、臣家は君主に気に入られたいので


とにかく、無理にでも君主の前で演じて気に入られようと嘘をついてでもPRするからです。そしてそれを評価しようものなら、皆がそのような価値観に染まり、正常な評価がなくなり国は次第と君主の尊厳がたたれ、臣家が君主を操作しはじめて、最後は君主が処罰されるとあります。


逆に、君主が静寂に静まり動かない事でスケールがはかれず、臣家は恐れ
、行動する者は率先して行動し、知恵あるものは率先して知恵を使い
賢者は率先してその能力を活用するとあります、なので目的が達成するなら君主は
賢者を率いた党首として評価され、逆に失敗してもその者が失敗したと処罰すれば
いいだけであるともありますね。


確かに・・。


しかしすごいのは集団心理で国が崩壊するか安泰するか、安泰しても次第に国は
安泰するほど衰弱へと進展し崩壊へと進むともあり、その心理を見事に分析している
所が


素晴らしい


本当に今の日本の政治家には韓非子を全て暗記してもらいたいですね


本日の一番、感銘をうけた名言は


『 好みを去り、憎みを去れば、群臣は生地のままをあらわす 』


ポイントは好みを去り、憎みを去るとは君主が静寂として動かず観察するを破れば、たちまちに邪臣達に性格を分析され操作する為の、(刺客)パフォーマーを採用されるからです
邪臣はいかにして、君主の心理を操作し、絶対権力の最大の武器である刑罰と恩賞を操作し民主の心理を狂わせ君主を倒すしか考えてないからです。


なので、群臣に君主の色をみせない限りは群臣はただ生地のままをあらわすだけである
から、君主の心理を操作できないと書かれています。


おおざっぱにここをまとめると


君主の置かれた運命と立場とは、油断すれば即座に邪臣達に制圧される
とにかく規律を重んじ厳重に統制していかなければ、邪臣達に制圧される
どれだけ国が平和になっても、前項の掟は何ひとつ変わらない


私事ですが、不倫する人とかね すぐ判断できるんですよ
嘘をつく人間の特徴があって、欲望むきだしな所です
目線、言動ですぐわかるんですよね


女性をみるだけで、目がギラギラ輝き
女性というキーワードになると、異常な興味を示し
美女というキーワードで目の色を変えて、情報を探ろうとしてきますからね


そして、目的達成の確立をあげるために巧みな心理学や話術をもちいる
それは韓非子が説くままの、情報源である相手への好意のPRと演技です
愛妻家だと嘘をつき、彼女一筋だと嘘をつき、写真をも持参してまで
リスクがないとPRする


まぁ、不倫君は欲望を満たす為なら、ピエロも演じるし、聖人さえも演じる
手段をとわないですね


でも欲望だけは抑える事は不可能なんですよね、それが原動力なのだから


だから私は離婚をする人は、知人なんて事の他、仕事でもなんにせよ、全てにおいて
信用するに値しないと考えます


韓非子も同じ事をいうでしょう。